serendipity

如是我読  ペンギンは読書中

 
【2017年03月03日(金)】
・『八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢』を読んだ。
 シリーズ3冊の中では、ぼくの好みにいちばんあってるかも。

【2017年03月10日(金)】
・ハヤカワ文庫の新刊、『時をとめた少女』を買った。
 ヤングの作品集なのですよ。うれしい。

【2017年03月11日(土)】
・『小津映画 粋な日本語』を読んでいると、
 小津作品を見て、セリフのおもしろさを味わいたくなってくる。
 
【2017年03月24日(金)】
・中公文庫の新刊、『バン・マリーヘの手紙』を買った。
 久しぶりの堀江敏幸。エッセイ集。

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これは去年の12月に買ったもの。
このシリーズの魅力は、事件の謎にあるのはもちろんだが、
全体を通しても、いくつかの秘密があること。
読者にはわかっていることなのだけれど、
それを、登場人物が、いつ、どんなふうに知るのかが、
楽しみになっている。
そしてそれは、どんどんわかればいいというものじゃないので、
こちらの関心は長くひきとめられるというわけ。

たとえば1巻のラストで読者に知らされた秘密など、
登場人物が知れば、シリーズがおわってしまう気もする。
あれがあきらかになれば、作品の大きな縛りがなくなり、
ミステリとしての密度が薄くなりそうだからだ。

とはいえ、少しずつでもいいから、進んでいってほしい。
今回は少し動きがあった。
登場人物のひとりで、勘のいい人物が、
ちょっとひっかかりを感じだしているのだ。
これがどうなっていくのか、次が楽しみ。

4800264847大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう
千両富くじ根津の夢
(宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

山本 巧次
宝島社 2016-12-06

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小津作品のセリフがおもしろいとは感じていたけれど、
これほどまでに考え抜かれたものだというのは、
本書を読むまで知らなかった。
アドリブなどありえないようなので、
映画を見ずにシナリオだけ読んでも、
そのおもしろさはわかるんじゃないかと思う。

4480434275小津映画 粋な日本語 (ちくま文庫)
中村 明
筑摩書房 2017-02-08

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収められた7篇のうち、
ごく短い2篇だけが初訳というのはさびしい。
訳しがいのある作品はまだまだあるだろうし、
本国よりずっと人気のある日本なんだから、
もっと読ませてほしいものです。
とくに僕の好きな時間テーマのを。

415012115X時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)
ロバート・F・ヤング
シライシユウコ
早川書房 2017-02-23

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堀江さんの文庫は久しぶりな気がする。
とはいうものの、未読本を何冊もためているしまつ。
読みだすと次々に手をだすことになるので、
こういう状態もいいんだと思ってます。

4122063752バン・マリーへの手紙 (中公文庫)
堀江 敏幸
中央公論新社 2017-03-22

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【2017年02月25日(土)】
・『ビブリア古書堂の事件手帖 7』が
 でたのでさっそく購入。

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『火花』は、ストーリーはおもしろそうだし、
文章も読みやすそうだし、
ページ数もそれほど多くないから、
すぐに読めるだろうと思った。

それが、読みだすと意外に時間がかかった。
どうしてもピース又吉の口調で読んでしまうのだ。
それに、おっ、と思わせる表現があちこちにあって、
読むのがストップしてしまったりする。
比喩がうまいなと思う。

主人公の内面描写は、ちょっと硬い印象を与える。
それに対して、彼と先輩の会話は、
いい漫才を聞いているようで、じつに楽しい。
このふたつが、自然な形でうまく混ざりあっている感じ。

これから先、どんな小説を読ませてくれるのか、
まだ当分は楽しみにしていたい。
そろそろ2作目が書きあがるみたいだけど、
たぶんぼくは文庫待ち。


ドラマ化されてNetflixで配信されたものが、
NHKでも放映開始になったので、見てみた。
原作で20ページほどの部分が、
映像では1時間になる。
 
初回は、原作にかなり忠実だったように思う。
セリフなど、原作のままみたいなのも多かった。
それだけ練れているというのかな。

4167907828火花 (文春文庫)
又吉 直樹
文藝春秋 2017-02-10

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4048926403ビブリア古書堂の事件手帖7
~栞子さんと果てない舞台~
(メディアワークス文庫)

三上 延
KADOKAWA 2017-02-25

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【2017年02月15日(水)】
・又吉直樹の『火花』が文庫に入ったので買った。

【2017年02月18日(土)】
・『小津映画 粋な日本語』(中村明)を買った。
 ちくま文庫の新刊。

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単行本がでたときに書店で見てみた。
エッセイなどは読んでいたから、
ある程度は予想できたけど、
それ以上に小説だな(あたりまえか)と思った。
前にも書いたけど、芥川賞作品は、
ぼくの好みとあわないのが多いみたいなので、
『火花』には期待しているわけです。

4167907828火花 (文春文庫)
又吉 直樹
文藝春秋 2017-02-10

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はじめて見た小津安二郎の映画は、
たしか『秋刀魚の味』で、
巻末の資料によれば最後の作品らしい。

本や雑誌でときどき目にしていたから、
小津作品に対しては、
純日本的で古風で静かな映画、
というようなイメージをもっていた。

ところが実際に見たら、ぜんぜんちがう。
会話はしゃれているし、ユーモアはあるし、
まさに僕好み。

この本で、どんなセリフがでてくるのか楽しみ。


4480434275小津映画 粋な日本語
(ちくま文庫)

中村 明
筑摩書房 2017-02-08

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【2017年01月28日(土)】
・『彼が通る不思議なコースを私も』(白石一文)を買った。
 この人の本は2冊目かな。

【2017年01月31日(火)】
・表示されないと思ったら、
 UNIQLOCKのサービスは25日で終了してたのか。

【2017年02月03日(金)】
・『イモータル』を読んでいる。
 哲学が関わるらしいので僕にはどうかと思ったが、
 これがおもしろいのですよ。どんどん読みたくなる。
 本が好きな人なら楽しめるかも。

【2017年02月04日(土)】
・佐藤優の『僕ならこう読む』を買った。
 佐藤さんの本の読み方、とくに小説の読み方が気になる。

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白石一文の本は、『幻影の星』『翼』に続いて3冊目だった。
不思議な感じのものばかり選んでいるのかな。

この作品もそうだけれど、
主人公(?)が持つある能力が柱になっているものの、
ストーリーは学習障害児の教育などを中心に動き、
ふつうの小説とあまり変わらない印象をうけた。

それがラストでこんな風になるとは。
展開が早くなり、ちょっと雑かな、
という気もして、どう終わらせるんだろうと思ったら、
こうきましたか。
気がつかなかったが、帯には「衝撃のラスト」とあった。
たしかにびっくりして、あちこち読み返したりしたけど、
これとはちがう終わらせ方があるような気もする。


4087455319彼が通る不思議なコースを私も
(集英社文庫)

白石 一文
集英社 2017-01-20

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4413045084僕ならこう読む
(青春新書インテリジェンス)

佐藤 優
青春出版社 2017-02-02

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ちょっとチェックしてみた
専用パンチには、もっと安いのもあるけれど、
Amazonのコメントを見ると、あたりはずれが多いようだ。

ノートの穴がルーズリーフの規格と違うのにも理由があった。
穴とリーフの縁との間隔が、ルーズリーフではちょっと広すぎて、
リングの径がどうしても大きくなってしまうからだとか。

名前が示すように、これはルーズリーフというより、
リングノートの一種と考えたほうがいいみたい。

バインダだけでなく、綴じ具と表紙のセットなど、
関連商品がいろいろあるし、さらに増えそうで楽しみ。